10月に入り、厳しかった暑さも和らいで、ずいぶんと涼しくなりましたね。
今回は、「ひつぎ」の漢字の使い分けを、簡潔に解説します。

「棺(ひつぎ)」と「柩(ひつぎ)」という2つの漢字
どちらも同じ読み方をしますが、実は明確な違いがあることをご存知ですか?

違いは「中に故人様が入っているかどうか」です。

  • 棺(かん・ひつぎ)中身が「空(から)」の状態のとき。
    (まだ誰も入っていない、製品としての木の箱を指します)
  • 柩(きゅう・ひつぎ)中に「ご遺体が納められている」状態のとき。
    (故人様がお休みになっている状態を指します)

このルールを知っていると、葬儀の言葉の意味がよく分かります。

  • 棺桶(かんおけ):
    空の箱を指すので「棺」
  • 出柩(しゅっきゅう):
    故人様を乗せて出発するので「柩」
  • 霊柩車(れいきゅうしゃ):
    故人様を運ぶ車なので「柩」

漢字1文字が変わるだけで、意味がガラリと変わります。

季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもあります。皆様もお体に気をつけてお過ごしください。