今年も夏がやってきました。
お葬儀をお手伝いさせていただいている私たちにとって、夏はやはりお盆の季節というイメージが強いものですが、皆さんはお盆と聞くと何を思い浮かべますか?
ナスやキュウリに脚をつけた飾りを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
あの飾りは、「精霊馬(しょうりょううま・しょうりょうま)」と呼ばれています。

そもそもお盆とは、ご先祖様を自宅にお迎えして供養をする夏の習わしですが、このとき、ご先祖様が行き帰りで使う乗り物が精霊馬なのです。
キュウリは馬に見立てられ、これは自宅へ帰ってくる際に乗ってきます。脚の速い馬に乗って、早く帰ってこられるようにという願いが込められています。
一方ナスは牛に見立てられ、ご先祖様が戻る際に乗っていきます。急がず、ゆっくりと戻ってくれるように、お土産の荷物をたくさん積んで戻れるようにという願いが込められています。

精霊馬は盆棚などの台の上に、ご先祖様が帰ってくるお盆の入り頃から飾り、お盆明けを経て下げることが一般的です。
最近では、本物のナスやキュウリを使わず、ちりめん細工やガラス細工で作られた精霊馬もあります。
なんともかわいらしい姿ですが、多様なかたちになっていきながらも、ご先祖様をお迎えし、供養し、そしてお見送りをするということへの変わらない真心も感じます。

さて、精霊馬について簡単に触れさせていただきましたが、今年のお盆は、ご先祖様の旅路のことを想像しながら、お迎えの準備をしてみてはいかがでしょうか。

新盆を迎えるご家族様のお手伝いもしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
▼新盆についての記事はこちら
https://www.narikoh.co.jp/column_ceremony/bon

それでは皆さま、熱中症などには十分にお気をつけてお過ごしください。