AIRPORT MAINTENANCE

INTRODUCTION

世界に誇る空の玄関を縁の下から支える、
空港メンテナンス事業。

わたしたちナリコーは成田国際空港の開港以来、主に制限区域内における土木メンテナンス業務の多くを任され、日本が世界に誇る空の玄関を縁の下から支えてきました。
特に航空機の安全とスケジュールに影響する滑走路や誘導路のメンテナンスは、極めて重要な役割。メンテナンス事業所を空港敷地内に設置することで、空港からの急な要請にも迅速に対応できるよう体制を整えています。
空港メンテナンスの仕事は、舗装路面清掃・路面標識塗装・草刈り・滑走路ゴム除去・除雪など、一見すると目立たないものばかり。しかし、その一つひとつが無数の人々の安全で快適な空の旅を支えていることに誇りを持っています。

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BUSINESS CONTENT

舗装路面清掃

舗装路面から空港の安全を守っています。

制限エリア内の舗装路面を走るのは航空機だけではありません。荷物や機械を運んだり、乗客を乗せたりする数多くのGSE(航空機地上支援車両)が活躍しています。空港内のすべての乗り物が安全かつ快適に使用できるよう、舗装路面をいつもクリーンな状態に維持することはとても重要な作業。滑走路・誘導路・エプロンの定期路面清掃は、夜間に滑走路を年12回、誘導路を年6回、昼間は駐機場を年12回実施しています。一日のほとんどは航空機が発着で使用するため、舗装路面清掃に割り当てられた時間はごくわずか。その限られたメンテナンス時間内で、事故や故障の原因となりうる舗装面のゴミや砂などをスピーディーかつ確実に除去するために、最新鋭の特殊車両も導入しています。さらに、大雨による土砂崩れや航空機のオイル漏れ等により、いつ発生するか分からない舗装路面のトラブルに備え、昼夜問わず緊急出動体制を整えています。

路面標識塗装

空からもはっきり見えるラインや文字を塗装する。

制限区域内の舗装路面には、巨大なジャンボ機から小型の作業車両まで実に様々な乗り物が行き交います。それらが衝突することなく安全に往来できるよう、舗装路面にはくっきりと目立つ白・黄・赤の様々な文字やラインが標識としてマーキングされています。これらの塗装は時間の経過や交通量に比例して劣化が避けられないことから、定期的な塗替え作業により視認性を維持することが欠かせません。空港の路面標識が自動車道の路面標識と大きく異なる点は、地上だけでなく上空からの視認性も要求されること。パイロットは標識から得られる様々な情報を瞬時に読み取り着地点を予測するため、ランディング時にもはっきりと目視可能なマーキング業務を行っています。こうした作業を分刻みのスケジュールで行うのは国際空港ならでは。航空機の運航を妨げないことはもちろん、作業員の安全を確保するために管制塔・ランプコントロールと無線で随時連絡を取りながら対応しています。

草刈り

牧草地のように広大なエリアにも安全に重要な役割があります。

空港内には牧草地と見間違うほど美しく広大な草地があり、その担当区域は350万平方メートルと実に東京ドーム74個分の広さ。これらの緑地帯は非常時に航空機のクッションになるだけでなく、雨による滑走路の侵食を防止したりジェットエンジンから出る猛烈な気流を緩衝したりするなど、空港の安全に対し重要な役割を担っています。一方で草が伸び過ぎると景観が悪くなるだけでなく、火災や鳥害の原因になったり標識が見えにくくなったりと逆効果になるため、年に3回の草刈り作業を行っています。刈り取る草の量は1年間で約4000トン。滑走路・誘導路周りの草刈りは航空機の離着陸が終了した夜間に行っています。近年、草刈り・集草・梱包と3台のトラクターで別々に行っていた草刈りをたった1台で完結できる新型トラクターを導入し、いままで以上に効率的な作業が可能になっています。

滑走路ゴム除去

大がかりな作業をわずか1台の新型車両で完結。

滑走路のタッチダウンゾーンには、着陸時に付いたゴムタイヤ痕が真っ黒に残ります。このゴム汚れは大変滑りやすいため、増えれば増えるほどスリップ事故を誘発する原因に。そのため滑走路の路面は、安全な離着陸を確保するために摩擦係数が国際基準で定められており、この係数が点検時に許容値を下回ると滑走路のゴム除去が必要になります。特に、滑走路には「グルービング」と呼ばれる筋状の溝が掘られており、この筋にぎっしりと埋まったゴムを除去するのは大変な作業。しかも、成田国際空港は離着陸のない深夜にこの作業を終わらせる必要があり、以前は給水車・ポンプ車・バキュームなど、総勢4、5台の清掃車両を要する一大作業でした。しかし、2015年にドイツ製の高性能超高圧路面清掃車 ARC1500 を導入。わずか1台で効率よく作業を完遂できるようになりました。近年は待望の2号機を導入し、緊急出動の要請にも素早く対応できる体制が整っています。

除 雪

V字編隊で大雪前に除雪訓練も行っています。

滑走路メンテナンスで一番大変な季節は冬。滑走路・誘導路・エプロンの積雪や路面凍結に対応するのもわたしたちナリコーの仕事です。航空機が空港内を安全に走行できるよう24時間体制で対応にあたっています。凍結が予想される時には、事前に凍結防止剤を散布。積雪の際はたくさんの除雪車を出動させ、制限エリア内の舗装路面を除雪します。特に滑走路は横幅だけでも60メートルもあるため、十数台に連なるV字編隊を結成。滑走路の端から端までを一気に除雪する様子は圧巻そのものです。除雪作業中は空港が閉鎖されてしまうことから運航の遅延をできるだけ減らすためにも、その作業をいかに短く終えるかが重要。そのため、毎年12月15日から翌年3月31日までを「雪氷対策期間」と定め、大雪を想定した大規模な除雪訓練を行うことで走行方法や作業手順などを確認し万全の体制で臨んでいます。

ARC1500

ARC1500
とは?

ARC1500は空港内の舗装路面に付着したタイヤゴムの汚れを除去するために、2015年より導入された最新鋭の作業車両。それ以前は、給水車・ポンプ車・バキューム車の3台と多くの人員で施工。しかし、ARC1500なら1台でそれらの作業をこなすことができます。しかも、1人の運転手のみで作業にあたることができるため、緊急出動もより迅速化。3台1役以上の働きで活躍しています。最近は外部からも注目を集め、新千歳空港や富士スピードウェイなどにも出張。活躍の場の広がりを期待されています。
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